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長期間フィルター交換不要

GDEシリーズには、独自の「ウルトラファインフィルター」が使用されています。このフィルターは、繊維径が数百ナノレベルと非常に細かく、粉塵をフィルター内部ではなく「表面」でろ過します。一般的なフィルターは繊維が太く、粉塵が内部に入り込んで目詰まりを起こしますが、GDEシリーズのウルトラファインフィルターは表面に堆積させるため、パルスジェットで容易に払い落とすことが可能。フィルターへの粉じんの目詰まりが抑制できるためフィルター寿命が長くなり、吸引力が持続します。

	ウルトラファインフィルター	一般的なフィルター
フィルターの繊維径	数百ナノ程度の微細な繊維径	数十ミクロン程度
ろ過	フィルターの「表面」で粉じんをろ過	フィルターの「内部」で粉じんをろ過
ろ過された粉じんの払い落とし	表面でろ過された粉じんは、パルスジェットにより容易に払い落とし可能	内部ろ過された粉じんは、払い落としされずにフィルター内部に残留
フィルター寿命	フィルター寿命が長くなり、吸引力が持続	フィルターの目詰まりが進行し、やがてはフィルター交換が必要

自動払い落とし機能

GDEシリーズは、フィルター性能を常に最適な状態に保つために、パルスジェット（圧縮空気）による自動払い落とし機能を搭載しています。内蔵の差圧計がフィルターの詰まり具合を常時監視し、粉塵の堆積によって差圧が設定値に達すると、フィルターの詰まりを検知。自動的にパルスジェットを噴射して、フィルター表面の粉塵を除去します。

この「オートパルスモード」のほか、一定時間間隔で行う「インターバルパルスモード」など、現場の使用環境に応じて最適なモードを選択できます。

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オートパルスモード
フィルター差圧が予め設定した値以上に達すると払い落とし

インターバルパルスモード
一定時間間隔で払い落とし

ハイブリッドパルスモード
フィルター差圧に応じて異なる時間間隔で払い落とし

エンドパルス
運転停止時にフィルター差圧に応じて払い落とし

運転状態を見える化

タッチパネルで現在の運転風量やフィルターの差圧レベル、ファンの回転数レベルを「見える化」できるため、運転状態を容易に把握できます。

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自動風量制御で吸引力を安定維持

一般的な集塵機は、フィルターが目詰まりするにつれて吸引力が低下してしまう課題がありました。GDEシリーズは、この問題を解消するためにインバーターと独自の自動風量制御機能を標準搭載しています。フィルターの目詰まり状態を検知し、ファンの回転数を自動で調整することで、設定した風量を長期間にわたり安定して維持します。

さらに、インバーターによる風量制御を採用することで、風の通り道を絞って風量を調整する従来の「ダンパー制御方式」と比べて省エネを実現できます。具体的には、風量を60％に抑えた場合、約65％の消費電力削減が可能です。

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ヒューム捕集でも吸引力を持続

溶接やレーザー加工、プラズマ加工などで発生する「ヒューム」は、粒子が非常に細かく、粘着性が高いという特性があります。このため、一般的な集塵機ではフィルターがすぐに目詰まりしてしまい、吸引力を維持することが困難でした。

GDEシリーズは、オプションの「ヒュームボックス」を本体に装着することで、こうしたヒューム捕集に対応します。粘着性のあるヒュームを包み込み、粒子を大きくして粘性を緩和する「ろ過助剤」を、ヒュームボックス内部で供給します。これにより、フィルター表面の粉じんの払い落としが容易になり、ヒューム捕集の現場でも安定した吸引力を長期間維持できます。

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